2010年、今年のキタダケソウは・・・・・・・。 [高山植物]
今年は、何処の山域でも雪解けが遅れて、高山植物の開花も遅れている様です。ここ数年、キタダケソウを見るために6/25の残雪期の北岳に登っていますが、情報によると雪解けは例年より一ヶ月ほど遅れており、キタダケソウの見頃に合わせての登山は、他の登山とのスケジュールと重なってしまいます。どうなることやら暫く悩みそうです。
今年の北岳の状況は、南アルプスNETで確認できます。
↑2009/6/26の北岳山荘手前から見る北岳。2009年も雪解けが遅く、キタダケソウの開花は、例年よりも2週間ほど遅れていました。2010年の今年は、残雪の状況から鑑みるとさらに遅れそうです。
↑2008/7/4の北岳山荘手前から見る北岳。この年のキタダケソウは、丁度見頃でした。
南アルプスNETの写真を見ると、如何に今年の雪解けが遅れているのが分かります。
キタダケソウが咲く時期の稜線では、雪渓のトラバースがあります。今年は特に残雪が多い様なので、”10本以上のアイゼン及び滑落防止のピッケル”は、必ず装備した方が良いでしょう。(毎年、軽装備の登山者の滑落事故が後を絶ちません。残雪期の3000m級の高峰に咲くキタダケソウに会いに行くためには、重装備に耐える体力と相応の登山テクニックが必要となります。)
↑トラバースルート直前の急傾斜地に咲く、キタダケソウの群落。
今年も何とかスケジュールを調整して会いに行きたいものです。
キタダケソウですか。 初めて聞く花です。 北岳にだけ咲く花なのでしょうか。
今年も行けると良いですね。
もしかしたらこのブログのkyon2さんのプロフィールの写真がキタダケソウでしょうか。
by ochikasan (2010-06-22 22:36)
写真家のKAZさんも書いてますが、トラバースルートでは滑落が多いそうですね。アイゼンは必須ですね。
何とかここにしか咲かないキタダケソウを見てみたいものです。
by てばまる (2010-06-22 22:38)
ochikasan
キタダケソウは、文字通り世界で南アルプスの北岳(日本で二番目に高い山)の山頂直下のみ咲く花です。また、同種の花(ヒダカソウ、キリギリソウ)は、絶滅の危機にある花です。ブログの花は、キタダケソウです。今年も何とか見に行きたいです。
by kyon2 (2010-06-22 22:50)
てばまるさん
例年、トラバースルートでの滑落が後を絶ちません。状況によっては、アイゼンを必要としない場合もありますが、アイゼン(軽アイゼン除く)とピッケルは装備した方が良いです。3000mの稜線の極一部に咲くキタダケソウを見ると本当に感激します。尾瀬病ならぬ、キタダケソウ病にもかかってしまいそうです。今年も見に行きたいですね。
by kyon2 (2010-06-22 22:57)
皆さんおはようございます。
万年雪を頂く高山域に入る場合、例え夏山でもアイゼンは必須アイテムですね。
北岳もそうですが白馬の大雪渓、鑓温泉ルートそして白山の場合は室堂から花の松原へのルート、針ノ木岳へのルートも扇沢から大沢小屋経由で針ノ木峠へ向かう際も日本三大雪渓を越えて行きます。
アイゼンの上手な使い方
雪のある場所、無い場所へ差し掛かったら面倒でも必ず脱着を小まめに繰り返す事が大事ですね。
特にアイゼンの事故は外すのを躊躇し着けたままで岩場を歩き岩等にアイゼンを引っ掛けて転倒や滑落へ
また下りでは距離が短いとか、キックステップで大丈夫だろうから滑落へと結びつきます。
キタダケソウは今週、山仲間(よねさん)が入りますので情報をご案内出来るかと思います。
by 山好きなおっちゃん (2010-06-23 08:30)
山好きなおっちゃん
アイゼンの装着、脱着のタイミングは難しいですね。特に、トラバースルートでは、通行禁止でも自己責任で通行してしまう者も多く見受けられます。今週、北岳に入山ですか!まだ、芽も出ていないかもしれません(一番早く開花する場所の個体がどの程度の状態かですね?)が、情報がはいりましたら宜しくです。
(休憩時間)
by kyon2 (2010-06-23 11:14)
本格的な雪渓トラバースとか経験してないとちょっと怖そうですね。
滑落の話しなどを聞いてるとキタダケソウも気分的に遠のくようです(^^;)
by てばまる (2010-06-23 21:38)
てばまるさん
確かに急傾斜の雪渓のトラバースを経験していないと怖いですが、基本は絶対にコケナイ、滑落しない事です。装備を整えてキチンと使用すれば怖いことありません。
by kyon2 (2010-06-23 22:21)