北岳・・・今年は撤退しました。 [山行・登山用具]
尾瀬・写真・植物なかまのてばまるさんとのキタダケソウツアーを企画して2年目です。去年は、天候不順で行けませんでしたので今年はということで2人とも気合いが入っていました。例年なら芦安から登山口の広河原への道が開通する6月25日以降ではキタダケソウの見頃は過ぎているため、それ故「幻の花」と言われています。しかし、今年は雪が多くため開花2~3週間程度が遅れており、数年にあるかないかの絶好のキタダケソウ花見が期待できる。
ただ、最近通勤中の車内で立っていると右のふくらはぎに張り(つるまではいかない程度)があり、ちょっと心配があるものの、どうせなら、てばまるさんに開花間もない新鮮なキタダケソウを見てもらいたいと思いで決行しました。
で、広河原~大樺沢ルートを進み、ここまで順調にかばって登ってきましたが、第2ガレ場付近で、下山してきた高校生107名の団体がドウゾドウゾの掛け声に、待たしては悪いと急登を勢いよく登りペースを乱したため、右のふくらはぎをつってしまい、このままだましだまし登っても下山が心配なので、同行者のてばまるさんには申し訳ありませんが、まだ一人で下山できる状態で撤退することにしました(てばまるさん、今回は失礼しました。次回は一緒にキタダケソウを堪能しましょう。)。
そんな訳で、撮った写真は今までの登山で一番少ない4枚です!しかし、いままでのキタダケソウ登山では、微妙に開花時期が合わず見られなかった日本でも数か所でしか咲いていないミヤマハナシノブが撮れたことです。
↑植物先生のてばまるさんと同行すると色々な花を見ることができます。茶色の地味なランで見過ごしがしですが、てばまるさんの高性能植物レーダではきっちり捕捉します。名前?聞いたけど忘れましたので、詳細はてばまるさんのブログへ。
E-M1 M.ZD12-40/2.8PRO F2.8
↑見たかったミヤマハナシノブです。北岳と鳳凰三山、北アの清水岳でしか見ることができません。また、同じ場所にタカネグンナイフウロの咲いているので間際らしいです。
E-M1 M.ZD12-40/2.8PRO F2.8
↑花の特徴である五角形が分かる見頃の個体がありました。何とも言えない青の色合いと黄色の花粉が綺麗です。
E-M1 M.ZD12-40/2.8PRO F2.8
で、キタダケソウを見にってキタダケソウの写真が無いとカッコ付かないので、過去の資料映像でお楽しみください(笑)。
今年のキタダケソウは、てばまるさんのブログで!
↑キタダケソウの群落と間ノ岳。E-3 ZD12-60/2.8-4.0SWD
↑稜線に咲くキタダケソウと間ノ岳。稜線は雪解けが特に早いので、新鮮なキタダケソウを間ノ岳とを見るには、雪解けが遅れている年にしか見ることができません(ツワモノは別です。)。そういう意味では、積雪と天候の2つが重なる良い条件に出会うまで通い続けてしまいます。E-3 ZD12-60/2.8-4.0SWD
ちなみに、ちょっとした事件がありまして、僕は下山しましたがカメラ機材一式(総額20数万程度)は何故か?北岳肩の小屋~広河原を往復し、てばまるさんの手をかりて運良く手元に戻りました。日本第2位の山に、梅雨のこの時期にキタダケソウを見に登る人、本当にモラルのある素適な人ばかりで謝感激です。
週末はお世話になりました。一緒に登れなかったのはちょっと不安でしたが登り始めてバットレスが見えたら不安も消えてしまいました。次回は是非ご一緒に見に行きたいですね。今回は展望がダメだめだったので宿題が残りましたので再訪したいです。
それにしても、カメラ一式が無事に戻ってほんとに良かったです。20万ですか~! 戻らなかったら暫く凹むでしょうね・・・
ふくらはぎの方は回復でしょうか?
by てばまる (2014-06-29 16:59)
ふくらはぎ大事なかったでしょうか。
長い残雪歩きは堪えますから・・・
どうぞお大事になさってくださいませ。
それにしても経緯は???ですが、カメラ一式だけ小屋を往復したのですね^^
そういえば私のD7000滑落事件も北岳でした^^;
kyon2さんのカメラ一式は無事手元に戻ってきてなによりでした♪
by よしころん (2014-06-29 20:35)
お山もお花も逃げないので、まずは身体が第一です。
勇気ある撤退ですね!
来年、また絶好のお花の時期に行けるといいですね!
by hidamari (2014-06-30 16:52)
てばまるさん
週末は一緒に登れなくてすみませんでした。今回は、トラバースルートの往復だったので、吊り尾根〜北岳山荘間の稜線お花畑も素晴らしいので、次回は展望を見ながら歩けると好いですね。
カメラは、下山途中で気が付いた段階で、戻って取りに行ける状況でなかったので半分以上諦めていたので、戻ってきて本当にラッキーでした。
by kyon2 (2014-06-30 22:10)
よしころんさん
お陰様で、ふくらはぎは良くなりました。
無事に下山することに集中してしまい、カメラポーチ一式を登山道わきに置いたまま下山してしまいました。気が付いた登山者が肩の小屋まであげて、肩の小屋泊の人が忘れたわけではないので、また、広河原のセンターまで運んで頂いた様です。良い人に拾われたようで本当に感謝しています。
by kyon2 (2014-06-30 22:18)
hidamariさん
山での無理は命に係わるし、多くの人に迷惑をかけるので、
無理をしないのが僕の登山スタイルです。山は逃げないし
前向きに考えています。
by kyon2 (2014-06-30 22:22)