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ストーブ遍歴 [山行・登山用具]

今日は、先日の会津駒オフ会の夕食時に話題となりました。僕の山や釣り、キャンプなどのフィールドで使用してきたストーブの遍歴を紹介します。
ガスタイプのストーブは、高校生の時にそれまでの固形燃料の使い勝手の悪さから脱却すべく、お店で見て直ぐに飛びつきました。当時は、日本製の物はなく、キャンピングガスなるフランスのメーカのものを東邦ガスが日本で販売していました。
今では殆どお店では見ることは無くなりましたが、世界的には今でもメジャーなメーカの様です。
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↑左が大凡30年前の高校生の時に購入したキャンピングガスのストーブです。右が10数年前のモデルです。
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↑30年前のストーブでもまだまだ現役で使えますが、専用のボンベの口で消耗品類の入手が日本国内では困難なので、在庫のボンベ(2個)が無くなり次しだい二度と火をともすことは無いでしょう。ちなみに、このガスストーブは2台あります。
同時に、ガスランタンも購入しましたが、ガラスフードが何度も割れて山や釣りでの使い勝手が悪く捨てました。
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↑次に飛びついたのが、スノーピークの当時、世界最小、最軽量をうたって世界的に大人気となったストーブです。
ただし、軽量化を目指し過ぎて、風に弱いという欠点があります。
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↑同じスノーピークで風防があり、五徳が大きく、ガスヒータが内蔵され低い気温でも安定した火力が得られるモデルも追加購入して、山旅に合わせて使い分けていました。
ステンレスメッシュホースや風防が赤く焼けて輝く演出(夜の使用時はムード満点!)、五徳と脚を複合した安定感のある低い姿勢など、無駄のない設計思想!、ちょっとかさばりますがこのガスストーブはお気に入りの逸品です。今でも、大きな五徳を生かして尾瀬沼のテント泊の大フライパンで活躍しています!
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↑スノーピークの好い所は、冬の厚いグローブを着けていてもまわしやすいバルブにあります。また、使い勝手を考えたデザインに燕三条の職人気質が製品から感じ取れるところがお気に入りです。
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↑しかし、現実的には小型軽量で風にも強いモデルが山では使い勝手が好いので、今一番稼働率が好いのがEPIガスのストーブです。だだ、大きな五徳の割にちょっとのっぽで、寸胴タイプのコッフェル使用時は安定性に欠ける設計の甘さが残念な所です。
そんな訳で、またスノーピークに戻ってみようかなぁ~?と少し気になっています。

MSRスノーシューの手入れ [山行・登山用具]

今年初めの上高地や先週末の日光戦場ヶ原でのスノートレッキングの時に、長年愛用しているMSRのスノーシューの装着のベルトが堅く違和感を感じました。このスノーシューは、2005年に購入し今年で10年近く愛用しています。その経年変化(劣化)でベルトが固化しているようです。早速、MSRの日本代理店のモチヅキから通販でベルトを取り寄せました。このスノーシューは、今でも販売しているのでベストセラーのモデルのようです。ただ、当時は3万円近くした記憶がありますが、今は1.9万円?!価格がだいぶ安くなった感じがします。
新調しても良いかな?とも思いましたが、年間の稼働率と今のスノーシューで性能的には満足しているし・・・・、と言うことでベルト交換のみで、修理不能の壊れるまで愛用することにしました。しかし、10年前のモデルの交換部品があるのは凄い、流石!山道具のメーカですぅ。
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↑10年使いましたが、経年固化以外のベルトのトラブルはありませんでした。
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↑10年使ったベルトは、新品と比べると”カッチ!カッチ!!”でプラスチックの様です。
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↑ベルトのみ新品になり、装着心地のみ新品となりました。
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↑10年間、八幡平、蔵王、吾妻山、安達太良、五色沼、奥日光、尾瀬、北八ヶ岳、北アルプス界隈などの雪を歩いてきました。プラスチックフレームは傷だらけだけどそれだけ色々な所を歩いてきた証かなぁ?これからも宜しくお願いします。

2015厳冬の上高地へ [山行・登山用具]

毎年の恒例行事となっていた年始の上高地のスノーハイクは、去年、一昨年と悪天候でキャンセルしていましたが、今年は是非!との思いで、気象庁のここ10年に一度の大雪警報!が出ていましたが、行ってみないとわからない?と言うことで1月2-3日で決行しました。
行動中は悪天候にならず、結果的にはオーライかな?また、上高地も数年に一度の積雪で、鈍った体を鍛える目的で、釜トンネルから大正池~田代池までは、膝までのフカフカの新雪をスノーシューのラッセルを堪能しました。大正池ホテルも大雪警報の影響でキャンセル続出?!で、個室扱いとなりました。また、尾瀬で知り合いの多羅尾さんとも談笑できました。
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↑梓川SAから見るモルゲンロートの常念!気温は、-10℃!上高地での大霜が期待できます。
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↑釜トンネルを抜けるとフカフカの新雪に感激です。-10℃ですが霧氷は着いていませんでした。年末から入っている多羅尾さんに聞いたところでは、気温は下がったものの、朝方まで降雪、強風により霧氷にはならなかったようです。
踏み跡の無い新雪に、童心に帰り、抜けるような青空に気持ちは上げ上げですぅ。
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↑年末から悪天候でやっと晴れたようです。貴重な晴れ間に出会えて上高地に感謝です。
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↑青空に焼岳、山頂付近から昇る噴煙!こりゃ~た・ま・ら・ん。
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↑上高地砂防センター入口のコーナーを過ぎると”ドーン!吊尾根が出現です。あれ?吊尾根は見えるけど上空の雲は余計かな?
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↑西穂にズームイン!雪煙立つ白い穂高の峰々に感動です!E-M1 M.ZD12-40/2.8PRO
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↑厳冬の荒々しい明神岳。E-M1 M.ZD12-40/2.8PRO
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↑午後からは急激に天候が悪化し、雪雲に覆われて粉雪が降り始めました。気温は相変わらず低いままです。
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↑それでも雲間から日差しが新雪を照らし、膝上まで積もった大正池界隈の新雪の風紋を浮かびあげます。
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↑厳冬の小川。E-M1 M.ZD12-40/2.8PRO
夜は、星の撮影を期待しましたが、猛吹雪で外に出ることも危険な状態でした。
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↑吹雪の後の贈り物。
翌朝は、曇り、粉雪、時折吹く強風で新雪が舞いあがる中での下山です。
久しぶりの厳冬の上高地でしたが、大霜、満天の星空は望めなかったですが、フカフカの新雪、膝上ラッセル訓練!に満足のいくスノーハイクでした。


行くぜ!上高地〜、カメラを持って。 [山行・登山用具]

上高地に来ています。

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行くぜ!上高地〜、カメラを持って〜!

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こりゃ、たまらんランらん〜。たまらん〜。

北岳・・・今年は撤退しました。 [山行・登山用具]

尾瀬・写真・植物なかまのてばまるさんとのキタダケソウツアーを企画して2年目です。去年は、天候不順で行けませんでしたので今年はということで2人とも気合いが入っていました。例年なら芦安から登山口の広河原への道が開通する6月25日以降ではキタダケソウの見頃は過ぎているため、それ故「幻の花」と言われています。しかし、今年は雪が多くため開花2~3週間程度が遅れており、数年にあるかないかの絶好のキタダケソウ花見が期待できる。
ただ、最近通勤中の車内で立っていると右のふくらはぎに張り(つるまではいかない程度)があり、ちょっと心配があるものの、どうせなら、てばまるさんに開花間もない新鮮なキタダケソウを見てもらいたいと思いで決行しました。
で、広河原~大樺沢ルートを進み、ここまで順調にかばって登ってきましたが、第2ガレ場付近で、下山してきた高校生107名の団体がドウゾドウゾの掛け声に、待たしては悪いと急登を勢いよく登りペースを乱したため、右のふくらはぎをつってしまい、このままだましだまし登っても下山が心配なので、同行者のてばまるさんには申し訳ありませんが、まだ一人で下山できる状態で撤退することにしました(てばまるさん、今回は失礼しました。次回は一緒にキタダケソウを堪能しましょう。)。
そんな訳で、撮った写真は今までの登山で一番少ない4枚です!しかし、いままでのキタダケソウ登山では、微妙に開花時期が合わず見られなかった日本でも数か所でしか咲いていないミヤマハナシノブが撮れたことです。
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↑植物先生のてばまるさんと同行すると色々な花を見ることができます。茶色の地味なランで見過ごしがしですが、てばまるさんの高性能植物レーダではきっちり捕捉します。名前?聞いたけど忘れましたので、詳細はてばまるさんのブログへ。
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↑見たかったミヤマハナシノブです。北岳と鳳凰三山、北アの清水岳でしか見ることができません。また、同じ場所にタカネグンナイフウロの咲いているので間際らしいです。
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↑花の特徴である五角形が分かる見頃の個体がありました。何とも言えない青の色合いと黄色の花粉が綺麗です。
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で、キタダケソウを見にってキタダケソウの写真が無いとカッコ付かないので、過去の資料映像でお楽しみください(笑)。
今年のキタダケソウは、てばまるさんのブログで!
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↑キタダケソウの群落と間ノ岳。E-3 ZD12-60/2.8-4.0SWD
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↑稜線に咲くキタダケソウと間ノ岳。稜線は雪解けが特に早いので、新鮮なキタダケソウを間ノ岳とを見るには、雪解けが遅れている年にしか見ることができません(ツワモノは別です。)。そういう意味では、積雪と天候の2つが重なる良い条件に出会うまで通い続けてしまいます。E-3 ZD12-60/2.8-4.0SWD

ちなみに、ちょっとした事件がありまして、僕は下山しましたがカメラ機材一式(総額20数万程度)は何故か?北岳肩の小屋~広河原を往復し、てばまるさんの手をかりて運良く手元に戻りました。日本第2位の山に、梅雨のこの時期にキタダケソウを見に登る人、本当にモラルのある素適な人ばかりで謝感激です。


東北遠征+秘湯巡り[速報] [山行・登山用具]

東北遠征+秘湯巡りで、八幡平に来ています。八幡平からの月光の岩手山やご来光を見る事が出来ました。でも、気温3度、風速5m位!手が凍えて無茶苦茶、寒かったです。

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TV番組の影響(北岳) [山行・登山用具]

今日、NHK-BSプレミアムで放送している日本百名山で、「北岳・間ノ岳」が放送されていました。丁度、キタダケソウの開花時期に登山していて、そのルートも以前登ったルート(広河原~大樺沢~八本歯のコル)だったので、懐かしんで観ることが出来ました。来年は、4年ぶりにキタダケソウを見に行きたくなりました。再放送は、毎週木曜 午前11時~11時30分です。3000mのお花畑と稜線、日本第二位から見る富士山、この番組を見ると行きたくなること必至です。

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↑キタダケソウの大群落と間ノ岳(トラバースルート)

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↑キタダケソウ。番組では、間ノ岳の雪渓も残っていなかったので、時期的にちょっと見頃を過ぎていました。やっぱり頭花が黄緑色がの状態が個人的には好きです。

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↑マクロレンズで寄ってみました。

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↑影北岳(北岳山頂直下)

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↑日本第二位の山から日本第一位の富士山を眺める。なんて贅沢な光景でしょう。

さて、今週末は、初秋の尾瀬ヶ原の予定です。近頃は天候が不安定なので、今週末は快晴の秋空であってほしいです。


剱御前小舎 [山行・登山用具]

今日は、お盆休みにお世話になった立山・剱御前小舎を紹介します。この小舎は、立山を経由して剱岳登山をする人の重要な中継地点となる山小屋です。また、立山縦走時にも活用できます。ここの良い所は、2800mの稜線に建っているので剱岳や立山、室堂を始め、白馬~唐松岳などの後立山連峰の眺めが素晴らしいです。
気になる山小屋のトイレですが、最新のバイオトイレにリホームされて快適(涸沢小屋のバイオトイレより匂わない。)です。夜になれば、高所から見る満天の星空に感動します。今回初めて利用させて頂きましたが、とても素敵な山小屋でした。
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↑室堂ターミナルからゆっくり歩いて(昼食含む)も4時間程度で来られます。小屋は至って普通の小屋ですが、北アの小屋では布団/人当たりは広い方です。みくりが池や雷鳥沢の温泉も捨てがたいですが、この高所の光景はとても癒されるし感動(好天ならば・・・)します。
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↑夕食です。美味しい豚汁は飲み放題です。
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↑いわゆる山小屋の朝食です。が、鮭は、食べる直前に焼いている(ボイルじゃない)ので、皮はパリパリで美味しかったです。お味噌汁の味は、超減塩?ちょっと薄かったです。
朝食は、1番目から3番目まで選べるのも撮影目的の人にはいいです。僕は、朝の撮影に支障ない3番目を選択しました。
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↑この小屋の前から見る剱は雄大でかっけ~です。主峰始め他の峰とのバランスがいいです。
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↑立山方面では、ちょっと、大日岳方向に行くと、立山、薬師、遠くには槍も見ることができます。また、小屋の前からは室堂を俯瞰できるのも良いです。
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↑で、夜はこの満天の星空。
今度は、残雪期や紅葉の時に訪れたいと思います。

2013年の夏山遠征~剱岳の朝焼け [山行・登山用具]

真夜中からの星空観賞も午前4時近くなると東の空が明るくなり、続けてブルーアワー、ビーナスの帯、モルゲンロードなど、あっ!という間に素敵な情景が目の前に現れました。
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↑ブルーアワー。星の残光がちょっと寂しいですが、この青い空が好きです。
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↑どこかで見たような光景です。そうだ!パタゴニアのマークの様です。もう、ウットリです。
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↑望遠端で寄ってみました。
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↑東の空が一段と明るくなってきました。
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↑南西の方角にある奥大日岳方向を見ると、何と!ビーナスの帯が出現しています。やっぱり、夏とは思えないほど冷え込んでいたので空気が澄んだのかな?。素敵なプレゼントに感謝です。ちなみに、下界は雲海に覆われています。
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↑モルゲンロートの時間になりました。あれ?日の出の角度が悪いのか、剱岳の岩稜の凸部は赤くなるものの全体が赤くならないのでイマイチです。直に日が当たる手前の雪渓は好い色になりました。

次回は、山旅で出会った高山植物に続きます。

2013年の夏山遠征~剱御前の星空 [山行・登山用具]

今回の夏山旅は、2800m級の稜線からの星空観察が主な目的でした。何でも今年は、月が早い時間に沈むのでペルセウス座流星群観察の好条件なのだ。空が暗くなると満天の星空が輝き始めました。三日月が沈む前でも天の川の美しさに息をのみます。流星も多く流れていて、肉眼では”あっ!流れた!!”と1時間でも数十個は確認できました。しかし・・・・・、画角に入っていなかったり、カメラの設定中だったり、ノイズリダクション中だってり、寂しいかな、思うように写真には写ってくれないのが悩ましいです。また、温度計は見ていませんが、夏山とは言え2800m級の稜線の夜は風も強く(三脚が飛ばされるくらい。)、流石に薄手のフリースとオールシーズンのジャケットだけではちょっと寒かった(手袋必須)です。
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↑剱岳と天の川。消灯前21時までの時間は思ったより飛行機が飛んでいます。
後立山連峰の山小屋の明かりが確認できます。
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↑小屋の明かりに浮かび上がる御前山への登山道と北斗七星。
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↑室堂の空に輝く天の川の美しさに息をのみます。丁度、僕の黄道12星座でもあるさそり座を中心に撮ってみました。アンタレスの赤い輝きが特徴です。
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↑レンズを広角12mm(24mm)から超広角7mm(14mm)に交換して撮ってみると、運よく大きな流れ星が写っていました。
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↑午前1時に再び出動しました。今度は、御前山に移動しての撮影です。左側が剱岳です。
小さいですが、運よく流星が写っています。超広角7mm(14mm)では、流星が小さく写るので今度は標準レンズで挑戦してみようと思います。
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↑奥大日岳の頭上に輝く天の川です。こちらはでも大きな流れ星が写りましたが、超広角7mm(14mm)では、迫力がありません。拡大しないと流星と断定できないのが何ともです。
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↑じぇ、じぇ!真夜中に剱岳を登るパーティが!暗い中での岩登り・・・・・凄いです。でも、山頂からのご来光は最高でしょうね。この時間なら、飛行機が飛んでいないので安心してシャッターを切ることができます。
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↑再び、小舎の前に戻ってきました。東の空が明るくなってきました。
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↑黎明の剱岳。明るさを増していく東の空と共に星の輝きが消えていきます。
 
次回、朝焼けに続きます。

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