2013年の夏山遠征~剱御前の星空 [山行・登山用具]
今回の夏山旅は、2800m級の稜線からの星空観察が主な目的でした。何でも今年は、月が早い時間に沈むのでペルセウス座流星群観察の好条件なのだ。空が暗くなると満天の星空が輝き始めました。三日月が沈む前でも天の川の美しさに息をのみます。流星も多く流れていて、肉眼では”あっ!流れた!!”と1時間でも数十個は確認できました。しかし・・・・・、画角に入っていなかったり、カメラの設定中だったり、ノイズリダクション中だってり、寂しいかな、思うように写真には写ってくれないのが悩ましいです。また、温度計は見ていませんが、夏山とは言え2800m級の稜線の夜は風も強く(三脚が飛ばされるくらい。)、流石に薄手のフリースとオールシーズンのジャケットだけではちょっと寒かった(手袋必須)です。
↑剱岳と天の川。消灯前21時までの時間は思ったより飛行機が飛んでいます。
後立山連峰の山小屋の明かりが確認できます。
↑小屋の明かりに浮かび上がる御前山への登山道と北斗七星。
↑室堂の空に輝く天の川の美しさに息をのみます。丁度、僕の黄道12星座でもあるさそり座を中心に撮ってみました。アンタレスの赤い輝きが特徴です。
↑レンズを広角12mm(24mm)から超広角7mm(14mm)に交換して撮ってみると、運よく大きな流れ星が写っていました。
↑午前1時に再び出動しました。今度は、御前山に移動しての撮影です。左側が剱岳です。
小さいですが、運よく流星が写っています。超広角7mm(14mm)では、流星が小さく写るので今度は標準レンズで挑戦してみようと思います。
↑奥大日岳の頭上に輝く天の川です。こちらはでも大きな流れ星が写りましたが、超広角7mm(14mm)では、迫力がありません。拡大しないと流星と断定できないのが何ともです。
↑じぇ、じぇ!真夜中に剱岳を登るパーティが!暗い中での岩登り・・・・・凄いです。でも、山頂からのご来光は最高でしょうね。この時間なら、飛行機が飛んでいないので安心してシャッターを切ることができます。
↑再び、小舎の前に戻ってきました。東の空が明るくなってきました。
↑黎明の剱岳。明るさを増していく東の空と共に星の輝きが消えていきます。
次回、朝焼けに続きます。
やはり標高が高いと星の映り方が違いますね~ 海辺は若干水蒸気が漂うこともあるので天の川とかあまり綺麗に映りませんでした。
広範囲を狙う広角レンズの方が映る確率は高くなるけど光跡が小さくなるのが難点ですね。逆に標準レンズだと確率が悪くなる・・・もう完全に運の世界です(^^;)
今回はノイズリダクションを切って撮影しました。あの処理時間がもったいないですからね~
by てばまる (2013-08-15 09:36)
てばまるさん
やっぱり、比較的容易に登れて稜線にある剱御前小舎にして正解でした。もう、天の川が本当に近くて大きくて、息をのむ美しさでした。
僕もノイズリダクションを切って撮れば良かったなぁ。次回は、臨機応変に対応しようと思います。でも、この満天の星を撮っていたのは、僕以外にたった1人でしたので撮り放題でした。
by kyon2 (2013-08-15 22:53)