鹿の脅威と番組紹介 [尾瀬]
尾瀬のシカの食害は数年前から顕在化してきていますが、とうとう尾瀬を代表する風景にも危害が及び始めています。また、夜中の戸倉の街中に堂々と鹿が徘徊するのを目撃しました。もう、抜本的な対策が必要な時期に来ているものと思われます。
↑尾瀬を代表する下ノ大堀川の水芭蕉の群生地です。なんと!水芭蕉の群生地が鹿のぬた場となっており、湿原が穿り返され悲惨な状況となっていました。ここの水芭蕉の群生が見られなくなったら大変なことになるでしょう。
↑この光景が見られなくなる前に鹿対策をお願いしたいところです。資金が足りないのなら、入山料の徴収も良いでしょう。
↑鹿の道が痛々しい湿原です。
話しは変わりますが、NHK総合の小さな旅で”尾瀬を背負って、ぼっかさん”が放送されました。尾瀬を支える人たちの営みが分るとてもいい内容でした。再放送は、11月7日(木) 午前11:05と11月9日(土) 午前 5:15なので、見逃したかは是非!。お土産で買った戸倉、片品村の美味しい大根は、日の出前に収穫しているとは驚きました。
↑ちいさな旅で、ぼっかさんの五十嵐さんが出演していましたが、その奥様ののぞみさんがぼっかさんをしていた時の写真がありました。女性のぼっかさんは珍しいので、お願いして尾瀬の風景として撮らせて頂きました。
小さな旅。予約したはずなのに撮れてませんでしたので再放送に期待です。
下の大堀の鹿の食害は酷かったですね。
ミズバショウを食べたのなら深刻です。来年復活するのだろうか?
ほんとにもう待ったなしの深刻な状況でしょう。
by てばまる (2013-11-06 22:40)
てばまるさん
水芭蕉の根も食べたのでしょうか?どちらにしても尾瀬を代表する場所あので事態は深刻ですね。
by kyon2 (2013-11-07 22:58)
ぼっかさんがメインの尾瀬の番組は珍しですね、確か女性のぼっかさんはテレビ番組でも紹介された記憶があります。
ぼっかさんの五十嵐さんは尾瀬ヶ原では良く見かけます。木道に数カ所ぼっかさん用の足置き場があります。
尾瀬のシーズンが終わるの他の場所で働くぼっかさんがいるのもこの番組で知りました。
by pulsar (2013-11-08 22:26)
鹿害は、大変なようですね。ニッコウキスゲが、ものすごく被害を受けたという話を、尾瀬沼に行ったときに、聞きました。
ぼっかさん、ほかの山では、少なくなってきています。いつまでも、頑張ってほしいですね。
by テリー (2013-11-09 11:46)
pulsarさん
確かに五十嵐さんは良く出会います。9月に尾瀬ヶ原に行ったときに、山ノ鼻〜鳩待峠間でぼっかさんが、荷物を崩して木道に散乱しているところに出合いました。この大変な仕事のおかげで、尾瀬の山小屋で快適に過ごせることに感謝しています。
by kyon2 (2013-11-10 10:57)
テリーさん
尾瀬に限らず、鹿の害は全国規模です。鹿の食害前の尾瀬を知っている者には、今の尾瀬の花の群落は残念でなりません。
ぼっかによる荷揚げは、尾瀬ならではの地形、木道整備によるところなのでしょうか?何時もでも尾瀬の風物詩として残ってほしいです。
by kyon2 (2013-11-10 11:05)
尾瀬ヶ原では以前はボッカ(=歩荷)と言う言葉はありませんでした。
地域の人たちの間では背負子(=ショイコ)と呼ばれていました。
おぶい紐のついた木枠を背負梯子(=ショイハシゴ)と言って
これが縮まって背負子と呼ばれその仕事をする人も背負子と呼ばれるようになりました。
他の山では荷負いの仕事をする人を強力とか歩荷と呼んでいることから
尾瀬ケ原でも使われるようになったと思いますがとても悲しい事で
古くからある言葉を使い続けて欲しいと思います。
五十嵐さんが龍宮小屋に荷物を届けたシーンで・・・
小屋主さんの第一声の「背負ってますね!」の言葉に裏づけされているように思います。
NHKはもう少し深く取材をして欲しかったです。
by shin (2013-11-10 20:43)
shinさん
昔は背負子と呼ばれていたのですか?物の名前が仕事をする人の名称になるのは昔らしいですね。ただ、今の尾瀬では歩荷として通っているので、NHKも歩荷としたのでしょう。ただ、昔の映像と一緒に紹介して欲しい所ですね。
by kyon2 (2013-11-11 18:03)