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ジンヨウキスミレ [高山植物]

大雪山の高山植物には、固有種が多いのが特徴です。ジンヨウキスミレも生育地がほぼ大雪山に限られている事から、環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧IB類(EN)に指定されています。
今回の大雪山山行では、例年では見頃ピークを過ぎていますが、今年は雪解けが遅れた関係で丁度見頃でした。そんな訳で、赤岳~白雲岳周辺におけるジンヨウキスミレの生育地が把握できました。ジンヨウキスミレは、名前が示すように、腎臓形をした葉が特徴的です。
E-3 ZD12-60/2.8-4.0SWD ZD50/2.0macro LUMIX LX-3

P1000354.jpg
小規模の群落を形成して咲いています。(白雲岳避難小屋周辺)

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唇弁の筋が目立ちます。葉は他のスミレにないユニークな形状です。

P7123577.jpg
マクロレンズで寄ってみました。

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コメント 2

SAWA

下記のようなニュースを聞いて、心配しておりました~
下山後にブログをアップしているのですよね!
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北海道大雪山系のトムラウシ山(2141メートル)で東京の旅行会社が主催した登山ツアー客ら18人の遭難事故で、17日早朝からの道警などのヘリによる捜索で、これまでに9人が救助されたが、男女8人の死亡が確認された。さらに1人が行方不明という。

 同じ大雪山系の美瑛岳(2052メートル)の遭難事故でも1人の死亡が確認されている。
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行方不明の方無事であって欲しいですが、、、
by SAWA (2009-07-17 10:42) 

kyon2

SAWAさん
ご心配いただきすみませんでした。
最近の登山ブームで、大雪山でも軽装備の登山者ツアーが多くなっているの心配していた矢先に大遭難事故になってしまいましたね。
 大雪山は、本州の3000m級の山より厳しい山域と理解しています。標高は低くいため、天候が良ければ容易に稜線に咲く素晴らしい高山植物を堪能することができます。が反面、山小屋は無く(避難小屋のみ)、避難ルートが少ないことから、稜線で悪天候に見舞われると、夏でも氷点下の中を3~4時間以上も歩かなければならないこともあります。当然、夏山であっても寒さ対策(ゴアのジャケット、インナーダウンなど)やビバーク用のチェルト(テントがあれば不要)は必修の装備です。僕らも11日の悪天候時に冷たい暴風雨の中を2時間ほど歩き、顔(頬)が少し霜焼け気味になりました。
ご冥福をお祈りします。
by kyon2 (2009-07-17 20:47) 

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