2013年の夏山遠征~剱御前の高峰の花たち [高山植物]
今回の夏山遠征(稜線避暑バカンス)で、見られた高山植物の一部を紹介します。雪解けの遅い雪田ではチングルマ、イワカガミ、イワイチョウ、ハクサンイチゲ、アオノツガザクラ、タテヤマリンドウなど早春の花々が咲き、雪解けの早い所では、せり科の仲間やウサギギク、トウヤクリンドウ、ミヤマリンドウ、イワギキョウなどが咲き、春と夏の高山植物を一度に楽しめるのが好いです。
先ずは、花貴き高山の情景です。ちなみに、今回の山旅は星空観察がメインだったので、マクロレンズは不携帯です。
↑チングルマとコバイケソウの競演。
↑コバイケソウとナナカマドの競演と奥大日岳。
↑チングルマの谷。
↑イワギキョウと立山。
↑稜線に咲く高山植物のラストを飾るトウヤクリンドウ。
↑天気が好いので多くのトウヤクリンドウの花が開いていました。
↑剱御前小舎の周辺多く咲いているイワツメクサ。
↑雪解けの早かった場所のチングルマは既に花穂になっています。
↑逆に、雪解けの遅い場所では、チングルマが最盛期!雪田ごとに雪解け時期が異なるので、同じ花でも開花時期がずれて長い期間楽しめるのが高山の良い所です。
↑マクロレンズではありませんが、寄ってみました。オリンパスのレンズは、他社のレンズより寄れるレンズが多いので標準レンズでも花を撮るには意外と便利です。
↑チングルマに囲まれて咲いているイワカガミ。これは、最短撮影距離に近いかなぁ?
↑登山道脇でちょこちょこ咲いていたミヤマリンドウ。
↑ヨツバシオガマも沢山咲いていました。
↑イワイチョウもちょこちょこ咲いています。
↑クルマユリ。登山道脇で、このオレンジの花は目立ちます。
↑先月、剱岳で落石により他界した植物写真家の新井和也さんに敬意をこめて
新井和也さんの植物図鑑は、高山での携帯性に拘り、軽くそれでいて密度の濃い内容で良いです。特に、印刷される花の色合いや花の大きさに拘ったりと、他の植物図鑑とは一線を画するところがあります。もう新刊(期待していたランの本を編集だったのが惜しいです。)が発行されないのが寂しい限りですが、これからも大切に使わせてもらいます。
雄大な山並みとお花畑、立山付近はなんだか大雪山に似てますね。
ラン科植物図鑑、共著の方が頑張って発行してくれると嬉しいのですが・・・。
by てばまる (2013-08-16 20:14)
てばまるさん
確かに、本州の山では大雪山に近いですね。ただ、大雪山の方が数倍以上規模がデカいです。ランの本の共著の人が、新井和也さんの拘りをくみ取って頂ければいいのですが・・・・。
by kyon2 (2013-08-16 22:06)
立山のミヤマリンドウは会津駒ヶ岳よりも色が少し明るいようですね。燧ヶ岳のトウヤクリンドウも見たくなりました。
by pulsar (2013-08-18 17:35)
pulsarさん
確かに、ミヤマリンドウは色が薄い?明るかったです。燧ケ岳のトウヤクリンドウも見頃になっている頃かなぁ?気になります。
by kyon2 (2013-08-18 22:54)